幹細胞による関節障害治療

関節障害とは

関節に痛みや腫れを感じたり、関節を動かした際に音がなる・きしむといった違和感を感じる、怪我の後遺症による痛みなどの症状があることを指します。クッションのように衝撃を和らげる役割を担う軟骨に、強い外力や反復するストレスが加わることにより、損傷してしまいます。
ひざや肩の関節が損傷することで、炎症物質が関節内に放出され、痛みや腫れの原因となります。
また、いずれは関節の変形が生じて歩きにくくなってしまうこともあります。
この状態を放置すると、いずれは歩きにくくなり、将来高い可能性でそのまま車椅子になったり寝たきりになります。

【幹細胞】による関節障害治療

患者様の腹部から10〜20g程の脂肪組織を採取し、幹細胞を抽出して培養することで、この細胞の働きを何千・何百万倍も増幅させて、患者様ご自身の体に戻す治療法です。

治療の流れ

診察・血液検査
診察によりこれまでの治療を確認し、病状の進行具合・障害の程度に応じて幹細胞治療の適応など、治療方針を相談します。また、血液検査を行います。
採血・脂肪採取
患者様の腹部から約10〜20gぐらいの脂肪組織を採取します。また、培養時の栄養分をとるために必要な血液を30〜60mlほど採血します。採取した検体は国の許可を受けた細胞培養加工施設に運び込まれます。
ご提案・お見積り
ヒアリングした内容を元にお客様にベストなプランとお見積りをご提案させていただきます。
抽出・培養
細胞培養加工施設において脂肪組織から間葉系幹細胞を分離・培養を行い、幹細胞を増殖させます。
注射投与
培養した間葉系幹細胞を患部の関節内に注射します。投与後は、担当医と相談したスケジュールで経過観察をおこないます。